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ヘアオイルやトリートメントを常用した場合、はがれかかっている角質片をもう一度頭皮にくっつけることとなり、その結果、角質片かはがれにくくなって、頭皮の角質肥厚を助長することになります。フケ、シラガ、ハゲを防止するには……?こうしてできたフケは、次のような事実を私たちに教えてくれています。
頭皮の角質層が厚くなったために、ケラチニゼーションの速度が遅くなり、頭皮に栄養分を運んでくる血液の流れが不活発になっている頭皮の活動が衰えて、汗や脂を正常に分泌していないにもかかわらず、フケをこのままに放っておいたら、さて、どうなるでしょうか。場合によっては、やがて地肌が紅くなり、捧みが生じ、さらに放っておくと、ついに「若ハゲ」になるという危険が十分に考えられるのです。
そこで、シラガやハゲを防ぐには、次のようなふだんの心がけが重要になってくるわけです。AESなどの合成洗剤系やアルカリ度の高い石鹸洗剤系のシャンプー、またオイルリソス、クリームリンスなどの使用を中止し、アルカリ度の低いおだやかな石鹸系シャンプーに変えること。
毛の発育をよくする硫黄分の多い蛋白質(とくに卵黄、牛肉、鶏骨のスープなど)を積極的に摂るようにすること。甲状腺の機能を正常化するため、甲状腺ホルモンの原料であるヨードを含むもの(昆布・ワカメーヒジキなどの海噪類やゴマなど)を食べるようにすること。
洗顔時、甲状腺のある咽喉をこすって、甲状腺ホルモンを正常化させること。そして、肝心かなめの、髪のトラブルの原因となっている頭皮の角質肥厚を治すこと。
乾きにくいヘアーローション(アブラを含まず、アルコール分の少ないもの)を朝晩たっぷりつけて、毛根部の乾きを防ぎ、気泡を生じないようにして、枝毛や薄毛を防ぐこと。以上をしっかりと守ることです。
昔から、″秋田美人″″京美人″は、白く、しっとりした、何のトラブルもない肌をもつ″素肌美人″の代表格といわれています。しかし、それにしても、どうしてそのような″素肌美人″が誕生したのでしょうか。
それには、大きく分けて、二つの根拠が考えられます。その一つは、十五世紀の終り、つまり戦国時代から、十九世紀の中期、江戸時代の末までつづいた日本の全国的な寒さです。
たとえば″秋田美人″を生んだ「秋田」ですが、今でこそ日本有数の米どころといわれているものの、江戸時代の二六〇年間は、東北地方の他の国々と同様、一年おきの凶作に見舞われていました。米ができないということは、夏が寒かったということですから、当時は日本全体が寒冷期に入っていたということになります。
このことは、信州・諏訪湖の結氷記録にもはっきりと記されています。それによれば、当時の諏訪湖では十一月に入ると全面凍結したとか。
異常気象と騒がれた昭和四十三年でさえ、全面凍結したのは一月に入ってからですから、当時の信州地方の寒さがいかに厳しいものであったか、容易に想像できます。気温は、日照時間の長さによって決まります。
夏でも冷涼だということは、それだけ日照時間が短かかったことを意味します。日照時間が短かければ、それだけ紫外線を浴びる量も減ります。
つまりは、肌がトラブルに襲われる危険性が少なくなるということです。″秋田美人″″京美人″をはじめとして、江戸時代の女性の素肌が美しかったのは、一つには、そのせいでもあるのです。
第二に考えられるのは、当時の建物の構造です。なかでも、京都の家は、その典型的な特徴を色濃く残しています。
すなわち、外から覗かれないよう、窓も木枠でおおい、室内を薄暗く保っている点です。専門家によれば、紫外線の有無を素人が知るには、「明るいところには紫外線がある。
一方、暗いところには紫外線もない」と考えればよいのだそうです。となると、さしあたって″京の町家″などは、まことにドンピシャリの条件を備えているといってよいでしょう。
色白の、みずみずしい肌をした″京美人″が生まれるのも、納得させられます。ちなみに、京都は、琵琶湖という大きな湖の西に位置していて、東に自転する地球の動きによって、美肌づくりに欠かせない湿り気(水分)を水蒸気のかたちで受けられるという、地理的条件にもめぐまれています。
その点では、他の地方よりも有利だといえるでしょう。もっとも、現在では、そうした″秋田美人″″京美人″も、あまりアテにはならなくなってきました。
あの寒い北海道にさえ、シミのある女性が多いのには、正直にいって、驚かされます。それだけ日本が温暖化している、ということなのでしょう。
先にもふれましたように、北回帰線の北上に伴って、日本は温暖期に入っています。北海道といえども例外ではなく、シミのある女性がふえた事実は、どうやら、そのことと無関係ではないようです。
それと、最近の建物の構造の変化です。「太陽の入る家に病人はいない」というヨーロッパ流の考え方を無批判にとりいれて、どの家も、窓を大きくとるようになっています。
これでは、日照時間の長い日本では、紫外線を過剰に吸収するのに努力をするようなもので、肌にとってはたまりません。まず、素肌美人などは望めないでしょう。
しかし、いまさら家を建て替えるというわけにもいきませんから、女性としては、なるべく紫外線に当たらないための自衛策を講じることです。それには、窓からは約2m離れて坐る、そして角質層をおだやかに薄くしていく努力を重ねることです。
肌にとって、紫外線が、トラブルの元となることは、何度もふれてきました。では、普通の生活をしながら、紫外線に当たる量を少しでも減らすには、どうしたらよいのでしょうか?まず、「外出時の注意」です。
紫外線による害は、それが肌にダイレクトに照射された場合にもっとも大きくなります。そこで、外出するときは、紫外線が肌を直射しやすい午後三〜四時、また、紫外線量の多い午前十一時〜午後三時の時間帯を避け、なるべく午前十一時前か、午後なら四時以降にすることです。
とはいっても、よんどころない事情で、日盛りの午後一〜二時に外出しなければならないケースも少なくありません。そこでにわかに注目されだすのが、パラソルや鍔の広い帽子なのですが、さて、これらには紫外線の照射をさえぎるだけの有効性があるものなのでしょうか?愛用者にはあいにくですが、率直にいって、さしたる効果はありません。
というのは紫外線は、もっとも波長の長いものでも380μと、きわめて波長の短かい光線であるため、強烈に乱反射して、パラソルや帽子程度ではとうてい防ぎきれるものではないからです。パラソルや帽子で防げるのは、赤外線などの波長の長い光線です。
それなら、むしろ、サングラスのほうが役に立つでしょう。サングラスは、かなり淡い色のものでも、紫外線を20%近く反射してくれ、青系統よりも茶系統を使用すれば、反射率はもっと高くなります。
とくに目の下の部分は、隈取りをしたようにシミのできやすい場所なので、シミ予防にもサングラスは有効といえます。加えて、顔には、アブラ分を含まない、白っぽい粉をたっぷり塗れば、紫外線はほぼ100%防げる(反射できる)のですが、そうした「化粧法」については次に詳しくふれてみたいと思います。
現時点で最高のプロアクティブ使い方の発展性を考えてみました。プロアクティブ使い方の専門技術を身につけましょう。
